バッグができるまで2025.10.23(木曜日)
私ががまぐちバッグを作り始めたのは、「日本の伝統とヨーロッパの感性をひとつにしたい」という想いからでした。
京都の竹のやわらかな質感と、フランスを中心としたヨーロッパの生地。
その二つが出会うことで、唯一無二の表情を持つバッグが生まれます。
⸻
竹と布、異なる素材の“出会い”
京都の竹は、古くから人々の暮らしに寄り添ってきた素材です。
強さとしなやかさを併せ持ち、年月とともに深い味わいを見せてくれます。
合わせる生地は、フランスを中心にヨーロッパの上質なテキスタイルメーカーから仕入れています。
伝統とモダンが融合したデザイン、繊細な織り、そして色の美しさ。
それぞれの生地には、作り手の確かな技術と美意識が息づいています。
京都の自然素材と、ヨーロッパの洗練された布。
異なる文化が響き合うことで、世界にひとつのがまぐちバッグが形になります。
⸻
手しごとの工程 ― 静かな時間の中で
制作は、布を手に取りながらデザインを考えるところから始まります。
「この生地はどんなフォルムがいちばん映えるだろう」
「竹の持つ温かみを、どう生かそうか」
そんなことを思い浮かべながら、デッサンを描き、型紙を作っていきます。
縫製から仕上げまで、すべて手作業。
がまぐち金具を取り付けるときの“カチリ”という音は、完成を告げる瞬間です。
その音を聞くたびに、「このバッグも誰かの暮らしに寄り添えますように」と心の中で願っています。
⸻
世界にひとつ、あなただけのがまぐちバッグ
同じ竹でも、同じ生地でも、まったく同じ表情のバッグは生まれません。
素材の個性を生かしながら、一つひとつ丁寧に仕立てていくことで、
“あなただけのひとつ”が完成します。
私にとってがまぐちバッグは、ただの持ち物ではなく、
日々の暮らしを少し豊かにしてくれる“相棒”のような存在です。
~京薫る パリの彩り~
京都の技巧(わざ)とフランスのエスプリの融合…
洗練された大人の女性のための
【唯一無二のがまぐちバッグ】
L'odeur de Kyoto ロデール・ドゥ・キョウト