なぜ形を変えなかったのか2026.1.7(水曜日)
なぜ、形を変えなかったのか
流行に合わせて、
形を変えたほうがいいのではないか。
そう考えたことが、なかったわけではありません。
使いやすさを理由に、
分かりやすさを理由に、
少し手を加えることもできたと思います。
けれど、そのたびに、
手に取ったときの感覚や、
身体との距離、
装いの中での佇まいを確かめると、
いつもこの形に戻ってきました。
使うたびに、
意識することなく手に馴染み、
装いに溶け込み、
気がつくと、そこにある。
その距離感が、
少しでも変わってしまうことに、
小さな違和感を覚えたのだと思います。
新しくすることは、
決して難しいことではありません。
けれど、変えないという選択は、
時に勇気が要ります。
変えないことでしか
守れないものがある。
時間の中で、
静かに残っていくものがある。
このバッグの形は、
目立つためのものではなく、
生活の中に自然と溶け込み、
使う人の時間に寄り添うためのもの。
だからこそ、
形を変えるよりも、
今の形がこれからの時間にも
きちんと寄り添えるかどうかを、
確かめ続けることを選びました。
変えないということは、
止まることではありません。
むしろ、
見極め続けることなのだと思っています。
今日もまた、
この形を、
変えずに作り続けています。
~京薫る パリの彩り~
京都の技巧(わざ)とフランスのエスプリの融合…
洗練された大人の女性のための
【唯一無二のがまぐちバッグ】
L'odeur de Kyoto ロデール・ドゥ・キョウト

