新年明けましておめでとうございます!2020.1.5(日曜日)
明けましておめでとうございます。
新年初めての作品は、一年越しにやっと完成した『丹後ちりめん』、
フランスで厳選したファブリックと輪島の漆を融合させたバッグです。
〜海の京都〜
と言われる京都の丹後地方。
奈良時代から織り続けられる絹の里・・・
約1300年前にこの地で織られた絹織物が聖武天皇に献上され、今でも正倉院御物として残っている。
そんな歴史の中、300年織り続けられている『丹後ちりめん』・・
丹後ちりめんは撚糸技術を用いた後染めの絹織物。
こちらのバッグは、この歴史ある丹後で白生地から織って頂き、黒と茶のぼかしで引き染めをお願いしました。
サイドにはフランスで厳選したファブリックを融合させ黒のラインを縫いこんでいます。
口金にあしらった漆は、漆黒の中にミッドナイトブルーのぼかし。
イメージは『冬の夜の日本海』
寒い冬の日本海の夜空にそっと差し込む月の光が、荒波を優しく照らした風景をバッグの中に表現しました。
このバッグを手にする方が、そんな海の自然が育んできた丹後の風景をほんの少し感じて頂けたら嬉しいです。
この生地を織って頂いた機屋さんには、celineやGivenchyなど、世界の一流ブランドからオーダーが来るそうです。
そして、なんと2020年!
今年、創業300年を迎える『丹後ちりめん』
昨年には「300年を紡ぐ絹が織り成す丹後ちりめん回廊」として国の日本遺産に認定されました。
ぜひ皆様、海の京都、丹後へ足を運んでみて下さい!
バッグが繋いでくれる様々なご縁に心から感謝して・・・
~京薫る パリの彩り~
京都の技巧(わざ)とフランスのエスプリの融合…
洗練された大人の女性のための
【唯一無二のがまぐちバッグ】
L'odeur de Kyoto ロデール・ドゥ・キョウト