審美眼2023.8.6（日曜日）

〜審美眼〜

コロナでずっと行けずにいたので久しぶりの輪島へ漆職人さん達に会いに行ってきました！
L’odeurの漆バッグに使用している口金の漆部分は、
全て輪島で製作して頂いております。
輪島の素晴らしい自然の中で、
ただただ純粋に、
そして真摯に、
私のバッグの為に、
様々な技法を使って蒔絵を描いて下さる姿勢を改めて拝見して、感動と同時に感謝の気持ちが溢れます。
やはり、中途半端な仕事ではなく、一つの事に全神経を注いで打ち込む姿はどの分野においても自然と輝いて見えますね。

輪島塗は他産地には類を見ない丁寧な塗りが魅力のひとつで、塗り上げるまでに20工程以上もあります。
安価に作ることに重きを置かず技術を守ってきたのが輪島塗の特徴のひとつです。
その丁寧な手作業の一つ一つのお話を改めて聞くと
これまで製作してきたバッグ達が
より一層、愛おしくなると共に、
自身の「審美眼」を磨き続けるには、
やはり、こうして実際にその場に足を運び
様々なものを見て話を聞いて感じ続ける事に尽きる！と。

『ただ　そこにあるだけで』
バッグ自身が何かを語りかける・・・
そんなバッグを作っていきたいな。

学び多き輪島でした。

この秋、新作の漆バッグを
どうぞお楽しみに！